大和屋

大和屋 つれづれ記

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珈琲と和菓子

読者の皆様、こんにちは。 株式会社大和屋のアイシマです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

コーヒーのお供と聞いて、皆様はパッと思い浮かべるのは何でしょうか?
ショートケーキ? チョコレート? それとも焼き菓子? もちろん、それらも最高です。

でも、今日はあえて言わせてください。
「日本人のDNAに刻まれた『和菓子』こそ、実は最強のパートナーである」と。

特に、私たち大和屋珈琲が得意とする、こだわり抜いた珈琲と
和菓子の組み合わせは、まさに「運命の出会い」と言っても過言ではありません。

なぜなら、和菓子の原料である小豆(あずき)や砂糖のしっかりとした甘さは、
乳脂肪分たっぷりの洋菓子とは違い、後味がスッと消えていく潔さがあるからです。
そこに珈琲の風味を流し込む……。このコントラスト、想像しただけで喉が鳴りませんか?

そこで本日は、これからの寒い季節にこそ試していただきたい、僕が独断と偏見で選ぶ
「大和屋珈琲と相性抜群の和スイーツ・ベスト3」をご紹介します!



その1:王道にして至高「羊羹(ようかん)」
いきなり横綱の登場です。 羊羹のあのねっとりとした濃厚な甘さ。これを受け止めるには、半端なコーヒーでは力負けしてしまいます。
そこで、この羊羹に合わせるために、僕が猛プッシュしたい一杯があります。 その名もズバリ、「だるま珈琲」です。



(100gあたり 741円+税)
この珈琲、ひと口飲むとダークチョコレートのような程よい苦みが口いっぱいに広がるんです。
インドネシアやブラジル、コロンビアの豆をベースにしていて、
とにかく「芯の通った力強さ」がある。これが、羊羹の重厚な甘さに負けず、お互いの良さを引き立て合うんですね。
実は、大和屋珈琲の本店がある群馬県高崎市は、だるまの生産量が全国一位。「縁起だるま」として有名なんです。
そんな地元への愛と誇りを込めたこの「だるま珈琲」。
羊羹をかじって、縁起物の珈琲**をすする……。
なんだか、すごく「福」を呼び寄せられそうな気がしませんか?(笑)



その2:香ばしさの相乗効果「どら焼き」
続いては、みんな大好き「どら焼き」です。
ふっくらとしたカステラ生地の香ばしさと甘い粒あん。
これに合わせるなら、来年の干支にちなんだ特別な一杯はいかがでしょう?
「干支の珈琲(午)」です。



(100gあたり 700円+税)
エルサルバドル産のこの豆、ビターチョコのようなほろ苦い甘さがありつつ、
洋ナシのように瑞々しいバランスが特徴なんです。
どら焼きの餡の甘さをビターな風味が包み込み、
生地の重さをフルーツのような爽やかさがスッと切ってくれる。まさに絶妙なペアリング。
しかもこの豆、生産者のレオポルド・ミューホント氏は、なんと中米乗馬チャンピオン!
馬とコーヒーに情熱を注ぐ彼らの農園から届いた、まさに午年にふさわしい一杯です。
「幸運が駆け込んでくるような良い一年になりますように」。
そんな願いを込めながら、こたつでどら焼きを楽しむのも粋じゃありませんか?



その3:意外な伏兵「かりんとう(黒糖)」
「え、かりんとう?」と思われた方。騙されたと思って試してみてください。
実はこれが、深煎りコーヒーにとって最強のライバルであり、最高の親友なんです。
黒糖の野性味あふれるコクと甘み、そして揚げ油の旨味。 このパンチ力に対抗できるのは、やはり季節限定のこのブレンドしかありません。
**「クリスマスブレンド」**です。



(100gあたり 783円+税)

雪の降る寒い季節に飲みたくなるよう仕上げたこの深煎り。
ダークチョコレートやハイカカオのような重厚感があり、
黒糖の濃い甘さに負けないどっしりとしたボディを持っています。
さらに面白いのが、ほのかに感じるシナモンやスパイスの余韻。
これが、素朴なかりんとうの味わいに、ぐっと大人の深みを与えてくれるんです。
「甘い、苦い、スパイシー」の無限ループで、気づけば一袋空いてしまう
危険な組み合わせです。

いかがでしたでしょうか。 「コーヒーには洋菓子」という固定観念を捨てて、
ぜひ今度の休日は、お近くの和菓子屋さんでこれらを調達して、
大和屋珈琲と一緒に楽しんでみてください

クリスマスにお正月。 季節の珈琲と和菓子で、「あ、日本人でよかった」としみじみ感じる、極上のリラックスタイムをお過ごしください。

最後までお読みいただきありがとうございます。