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「一杯の価値」を問い直す。価格が上がっても、私たちが守りたい「大和屋珈琲」の味
いつもブログを読んでいただき、本当にありがとうございます。
皆さんとこうして言葉を交わす時間は、私にとっても大切なひとときです。
だからこそ今日は、取り繕った言葉ではなく、
いま直面している「コーヒーの価格高騰」という現実について、真正面からお話しさせてください。
いま、世界のコーヒー市場はかつてない転換期にあります。
産地の気候変動や物流の混乱、そして円安の影響。
これらが重なり、生豆の価格はこれまでの常識が通用しないほど上昇しています。
毎日「大和屋珈琲」を愛飲してくださっている皆様にとっても、
この状況は決して他人事ではないはずです。
正直なところ、私たちも苦渋の決断を迫られる場面が多々あります。
しかし、そんな時こそ立ち返るべきは
「私たちが提供している価値は何なのか」という一点でした。
もし、コストを優先して豆のグレードを落とせば、一時的に数字は整うかもしれません。
ですが、それでは私たちが誇る「木炭焙煎」の真価を発揮することはできないんです。

木炭から出る遠赤外線で、豆の芯までじっくりと熱を届ける。
この手間暇こそが大和屋のコクを生み、皆様がホッと一息つく瞬間の「豊かさ」を支えています。
この味を変えてしまうことは、皆様との信頼を裏切ることと同義だと、私は考えています。
価格が上がるということは、それだけ皆様の一杯に対する期待も重くなるということ。
その重みを私たちは真摯に受け止めています。
だからこそ、これまで以上に豆の選定を厳しくし、一粒一粒に込める熱量を高めていく。
それ以外に、私たちが皆様に示せる誠実さはないと確信しています。

「少し高くはなったけれど、やっぱり大和屋の珈琲には、それだけの価値があるよね」
そう言っていただけるように、私たちはこれからも泥臭く、けれど知的に、最高の一杯を追求し続けます。
たとえ世の中がどれほど変わっても、皆様のカップの中にある安らぎだけは、私たちが守り抜いてみせます。
最後になりますが、このような情勢の中でも変わらずに大和屋を支えてくださる皆様には、感謝の言葉もございません。
皆様の温かな応援があるからこそ、私たちは妥協のない珈琲を提供することができます。
いつも本当に、ありがとうございます。
