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皆さんこんにちは。
今回ブログを担当させていただく焙煎士の竹田と申します。

普段は大和屋の珈琲豆を焙煎する焙煎士として働いております。↓

さて、大和屋の珈琲のこだわりはというと「木炭焙煎」と思い浮かべてくださるお客様も多いではないでしょうか。

「炭火で焼くと香りまでおいしくなる」・・・創業者平湯正信が日本の食文化にヒントを得てうまれ、大和屋が創業当時から大切にしている焙煎方法です。

今回は、そのこだわりの要である『炭』にスポットを当ててお話しします。

■備長炭だけではない、炭の奥深い世界

木炭焙煎と聞いて皆さんはどんな炭を想像しますか?
多くの方は炭と言えば備長炭を思い浮かべるかもしれません。
炭火焙煎をしている珈琲屋さんでは備長炭が使われる機会が多くあります。

しかし、実は珈琲の焙煎に使える炭には、さまざまな種類があるのです。

白炭(備長炭など): 火持ちが良く、安定した火力が特徴。
黒炭(ナラ・クヌギなど): 火付きが良く、瞬間的な火力が強い。
竹炭: 特有の性質を持ち、近年注目されている。

これらは種類によって火の起こり方、持続性、火力が全く異なります。
さらに奥深いのは、作る職人さんによってもその特徴が大きく変わります。

■大和屋が「国産ナラ炭」を選ぶ理由

私たち焙煎士が新しい炭を選ぶ際は、まずサンプルを取り寄せます。実際に焙煎機に炭を入れ、火を起こし、「火力・臭い・持続性」を厳しくチェックします。
数ある選択肢の中から、大和屋が選んでいるのは『国産ナラ炭』の黒炭です。
ナラ炭の特徴としては炭自体が柔らかく、着火が早くて強い火力が特徴となります。
火力が強いというのはメリットの一つなのですが、扱いに慣れていないと火力が強すぎてしまい、珈琲豆を焦がしてしまう恐れがあるデメリットともなります。使いこなすにはとても難しい炭ではあるのですが、経験を積み、火力のコントロールが出来るようになると、焙煎の仕方の幅が広がり、珈琲の味を無限に引き出す事の出来る炭にもなります。
私たち焙煎士は日々その日の炭と向き合い、おいしい珈琲を焙煎できるよう努めております。

■最後に

私たち焙煎士は、その日の気温や湿度、そして炭の状態と対話しながら、毎日最高の状態を目指して焙煎しています。
私たちの焼き上げた珈琲が、皆様の暮らしに溶け込み、心がほぐれる瞬間をお届けできれば幸いです。

今後は月に1回程度のペースで、焙煎の裏側や豆の知識をお届けする予定です。どうぞお楽しみに!
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。