会期▼2022年3月4日(金)～8日(火)
時間▼9:30～18:30
主催▼写真家 杵渕 辰巳
（販売有り　１点３万円）













桑のある風景について…
写真は記録である…
今日、群馬県内の桑のある風景は殆どその姿を消してしまった。
それは生糸需要の衰退した今となっては仕方がないことだろう。
（※データが見つからないのでつたない記憶から、確か2000年前後に県は絹に対する補助金を取りやめた。それから数年後、新聞の記事で県内養蚕農家が毎年半減しているというのを見た。）

そんなことで子供の頃から慣れ親しんだ桑の風景を、この時期を逃したら二度と撮ることができなくなる、という危機感に迫られた2004年(平成16年）、冬から春にかけて、ある丘陵地帯で撮影を続けた。

撮影は何とかデータ的にも使えるようになったニコンデジタルカメラ(600万画素)を使用した。
フィルムカメラだったら撮らないような場面でも躊躇なくシャッターを押せるデジタルカメラの恩恵もあり、数千カットのデータが手元に残った。

これは、2004年1月7日から5月26日までの記録である。
2020年　写真家　杵渕 辰巳

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